一位は京都!クマの出没が多発する地域(関西)

熊の出没

去年にも増して相次ぐ「クマ出没」のニュース。本来臆病であるはずのクマがどんどん山から町へと近づいている気がします。

「クマ鈴」や「人間」の存在をおそれない「新世代クマ」の登場や、一部の地方自治体での狩猟禁止、ハンターの減少といった要因がいくつも重なり合った為だと思われます。

特に「タケノコ狩り」「山菜狩り」をしていてクマに遭遇するケースが目立ちますが、なぜ危険を冒してまで山に入ってしまうのでしょうか?

「タケノコ狩り」は山菜取りで一番人気があるらしく、旬のタケノコは柔らかく非常においしい、売ればお小遣い稼ぎにもなると言う事で、タケノコを食べる「クマ」と「人間」の接点ができてしまうのでしょう。登山道とは違いタケノコが自生する場所は人間のテリトリーではないのですから...

そこで関西でのクマの出没数を県別にランク付けしてみました。

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関西でのクマ出没数ランキング(平成28年)

1位:京都

クマの出没件数は1494件。京都北部地域で約900頭生息しているとされています。

2位:兵庫

クマの出没件数は981件。鳥取県境にある「氷ノ山山系」、京都県境にある「床の尾・江笠山地」で900頭前後生息しているとされています。

3位:滋賀

クマの出没件数は76件。長浜市、高島市内で多く出没しています。

4位:和歌山

クマの出没件数は58件。紀伊山地で主に生息しているとされています。

5位:奈良

クマの出没件数は32件。奈良県南部から和歌山県にかけての山地で、100頭~250頭生息しているとされています。(他の地域の熊よりやや小ぶり)

6位:大阪

クマの出没件数は9件。出没はしていますが、定着している地域はないと考えられています。(箕面市箕面、茨木市上音羽、高槻市、能勢町など)

ツキノワグマの生態

体長は120 ~180センチメートル。体重40kg~100kgほど。今まで発見された最大体重173キログラムだったそうです。

木登りや穴ほりをするのに必要な鋭い爪と強い力を持ち、走れば時速40km以上、木登り、水泳とも上手にこなします。

嗅覚は犬なみに嗅ぎ分ける事ができ、聴覚は高音に敏感、低温に鈍感といった特徴を持っています。視覚は人間並み。見た目によらず頭脳明晰で学習能力もすぐれています。その能力は「イヌ以上人間以下」といわれています。

明るいところは苦手で、主な行動時間は日の出日没前後、雨などが降っていて薄暗い日は日中も行動します。

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出典:http://www1.gifu-u.ac.jp/~rcwm/bear_research.html

ブナやナラ等の落葉樹林体に生息しており夜行性。植物食をメインとした雑食で、果実や木の芽を好んで食べ、時には小動物や動物の死体などを食べることがあります。

6月のネマガリタケ,10月のドングリが特に大好物で大量に食べます。

春は「タケノコ、セリ、ブナの新芽」

夏は「キイチゴ、ヤマグワ、アリやハチ、サワガニ」

秋になると栄養価の高い「ドングリ」を好んでたべます。

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これには理由があって、クマは初夏の繁殖期に交尾を終えると精子はすぐに着床しません。秋までに栄養をどれだけ貯められたかによって着床するかどうかが決まる「着床遅延」という繁殖のメカニズムに基づくものです。

栄養価の高いドングリが捕れなくなると民家までエサを求めて下りてくるのも、これによるものなんですよね。

クマに出会ってしまわないために

①自分の存在をアピールする(クマ鈴、ラジオ、笛、爆竹など)嗅覚が優れているため「蚊取り線香」をつけるのも効果があるようです。

②クマのテリトリー(登山道以外)に立ち入らない。

③クマの出没情報があるところに立ち入らない。

④夜間や日没前後の行動を控える。

⑤クマの「フン」を見つけた場合はその場を避ける。大きさは「握りこぶし」以上。色、香り共に食べたものがそのまま排泄される感じ。

クマに出会ってしまったら

①背中を見せて逃げない

逃げるものを追う習性がある為、逃げないこと。下りは苦手だという説があるものの、時速40キロ以上で走ることができる為到底逃げ切れません。

目をそらさずに、ゆっくりと後退します。途中、クマの気をひくためザックや持ち物をおいて後ずさりするのも有効だとされています。

②「死んだふりをすればいい」は迷信です

クマは死肉も食べる為、死んだふりをするのは自殺行為といってもいいのかもしれません。

③最悪押し倒された場合は死に物狂いで抵抗することで助かった事例がいくつもあります。クマの弱点は鼻、また左利きであるため左手で襲ってくるとも言われています。

現状では「クマ撃退スプレー」を携帯することが最善策だとされています。

使用する場合は風向きに注意して使用すること、3mくらいまで引きつけて使用すること、いつでも使用できるようにザックの奥にしまわず、ホルスターに携行することなど、注意が必要です。

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